弊社は昭和30年、戦後の復興期に「沖縄県民への食の安定供給」を理念として設立しました。当時は小麦粉及びフスマはすべて外国からの輸入に依存していた為、品薄などの外的条件によって価格が急上昇するなど、不安定な供給体制が県民の食生活に大きな影響を与えるとともに、二次加工業においても安定操業ができず、地場産業の発展を阻害する要因となっていました。このような状況を改善するとともに、二次加工業の振興、新鮮な製品の供給、県民の食生活の向上の面から地元に製粉事業を設立すべきとの声があがり、創業者の竹内和三郎が厳しい状況の中、奔走し県内初の製粉メーカーとして誕生しました。
近年、経済の成長に伴い生活にゆとりが生まれ食生活も向上し、多様なライフスタイルの中、人々の「食」に対する捉え方も大きく変化して参りました。しかし、そんな今(とき)だからこそ原点にもどり、「医食同源」「食育」と言われるような、バランスの良い食生活によって、「健康長寿」「健全な精神」が醸成されると信じ、私たち沖縄製粉グループは、小麦粉だけだなく、二次加工品、惣菜等、沖縄の伝統食文化の伝播に努めるとともに、時代のニーズに合った食文化の発展に寄与し、地域に貢献して参りたいと考えております。 時代は変わるとも創業の理念を忘れることなく県民の皆様に愛される企業を目指し、健康長寿の旗印のもと、食の「安全」「安心」はもとより「美味しい商品」そして「安定供給」に取り組んで参ります。 今後とも変わらぬご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
沖縄製粉株式会社
代表取締役会長 竹内 聡
代表取締役社長 竹内 一郎